沼倉裕さんは言う。

「人間関係について考えるとき、まずはその人とのステージの違い、相手がどのステージにいるかということをきちんと把握する必要がある」

social-hierarchy-28604235私自身はあでこれまで「ステージ」という言葉が、あまり好きではなかった。

その言葉の意味がきちんと説明されているのを聞いたことがなかったので、ちょっと成功した人が
「私はあなたとは違うんだよ」
みたいなニュアンスで使っているみたいな気がしたからだ。
しかし沼倉裕さんの「人生のズレを修正するために今すべきこと」を読んで、考え直した。

たしかに、自分からは気軽に近づいていけない人というのはいるものだ。

自分がその相手と比べて、実績が極端に少ないとか、交友関係が狭いとか、行使できる力があまりにも小さいとか、いずれにしても相手よりも価値が低く、しかも相手に興味を持ってもらえるような何かを自分が持っていないときだ。

「人間関係で上下をつけるのがイヤ」といっても、私たちは社会で生きていく以上、常に相手との立場を気にしながら生きている。

学校ではテストの成績やスポーツ、社会に出れば仕事の出来不出来で、ずっと誰かと比較されてきた。

だから、別に「ステージ」という考え方に偏見を抱く必要はない。

要は、自分よりも実力・影響力がある人は「ステージが上」だと思えばいい。
沼倉裕さんは言う。

「自分よりステージが上の人には、その人を知っている誰かに紹介してもらうしかない」

これも会社勤めをしたことがある人なら、ピンとくるだろう。

平社員は、他の部署のお偉いさんにお願い事をするとき、自分の上司を通じてアプローチするのが定石だ。

相手と同じくらいの立場にいる、自分の知り合いを通じて近づくのが礼儀と言うものである。

起業家や個人事業主の世界でも、会社と同じく、そうした目に見えない上下関係が存在しているということだ。