o-INSPIRATIONAL-LEADER-facebook沼倉裕さんの「リーダー論」がわかる面白い発言がある。

「あれもこれもやりたい、と行動していると、パンパンになって身動きが取れなくなることがある。そんなときは、賛同してくれる協力者が必要。

クオリティが高い仕事であればあるほど、量産はできない。だが仕事の規模や動く金額、関わる人数が多くなればなるほど、細かい部分に目が行き届かなくなるのは避けようがない。

大きな事業を成功させるためには、細かい部分では妥協を繰り返す。その方が全体では妥協のない目標達成ができる」

沼倉裕さんがどんな人かを知らずにここだけを読めば、一部上場企業の社長がビジネス誌のインタビューで答えている記事だと言っても通用するだろう。

私自身、サラリーマンとして会社組織での生活が長いが、この沼倉裕さんの発言は、一般に会社で「デキる人」と呼ばれ、多くの部下やチームを引っ張って、大プロジェクトを回すことができる優秀なリーダーが言うこととほぼ一致している気がする。

ここで沼倉裕さんが言っているのは、きっと「部分最適」とか「全体最適」という言葉でよく語られる内容で、組織で仕事をしているとよく耳にする言葉だ。
会社ではまず「プレイヤー」としての成績で出世が決まるため、ともすると「監督」には向いていない人が「リーダー」になってしまうこともある。

リーダーの役割は、チームメンバーのパフォーマンスをピークに持っていくことだ。単に自分自身が優秀だったり、やたらにガンバればいい、というものでもない。

場合によっては、あまりに優秀すぎるリーダーは「みんながみんな、あなたみたいにはなれません」と言ったやる気の低下につながることもあるだろう。

沼倉裕さんは間違いなく「優秀なプレイヤー」に違いないだろうが、この発言は、彼が単なるプレイヤーではなく「リーダー」としても生きていこうとする意志を表明している、清々しい文章だと思う。

そして、大きな夢を実現するときに、心に留めておかなかなければならないことでもあるに違いない。

人が一人でできることは限られており、大きなことを成し遂げるには、自分が持っていない「経営資源」を持っている人たちと上手にやっていく術が必要になるからだ。